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    8月
    11日:歌舞伎座(一)
    17日:歌舞伎座(二・三)
    24日:国立小劇場
    9月
     1日:演舞場(昼)
     7日:歌舞伎座(昼)
    14日:歌舞伎座(夜)
    21日:演舞場(夜)

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7月歌舞伎座・夜の部「夜叉ヶ池・高野聖」を見てまいりました。
7月歌舞伎座・夜の部「夜叉ヶ池」の清水の流れ・・・って、水溜り?

今月は、時間的にゆとりがございまして良いですね。(^。^)
場内に入ってからもゆっくり観劇の支度ができるので 開演前に舞台にございました「夜叉ヶ池」の清水の流れなど写してみました↑。(笑)
で!ようやく、7月歌舞伎座・夜の部「夜叉ヶ池・高野聖」を見てまいりました。
っと・・・申しますか、夜の部はあえて初日にしなかったのですけれどね。(^^ゞ
明日、仕事ですので・・・って、もう5時過ぎですが(^_^;)・・・とりあえず簡単な感想だけ書かせていただきます。

「夜叉ヶ池」は、一昨年に見ました舞台よりはるかに良くなっておりまして かなり完成度の高い舞台になっていると思いました。
特に、前半の春猿丈・百合と段治郎丈・晃と学円・市川右近のお3人の会話がとても良いです。
もともと独特な感じがある泉鏡花の台詞が違和感なく耳に入ってきます。
アンサンブルとしてお3人のバランスが良いのかもしれないと思いました。
また、春猿丈の百合が 百合らしい百合であると思います。
線が細くて、晃に縋っているようで 実は、晃のために死を選ぶことができる芯の強さがしっかりと伝わります。
百合の台詞には無いのですが 白雪の台詞にある「生命のために恋は棄てない」、晃の台詞にある「神にも仏にも恋は売らん」 これを言葉でなく行動で見せきって納得させてくれます。
後半、今回は白雪を笑三郎丈がお勤めです。
どうかしら? っと、思っていたのですが 夜の部で一番歌舞伎を感じる部分でした。
一昨年は春猿丈が二役でお勤めで、やはり線の細い感じの白雪だったのですが 笑三郎丈の白雪は台詞に歌舞伎の雰囲気があり また、押が強くて より重みを感じる白雪です。
楚々としたお姫様な感じでは無いように思えましたが 一途さは良く伝わると思いました。
で、この舞台で一番良いと思いましたのが 吉弥丈・万年姥です。
スゴク良いです。
女形だからこそ出る迫力、説得力があり 笑三郎丈の白雪を相手にしての押の強さ、重圧さ すごくカッコイイと思いました。
これは、もしかすると 対する相手が笑三郎丈の白雪だから感じたことかもしれません。
全体には 玉三郎丈が描いた「夜叉ヶ池」のイメージをしっかり舞台で見せているように思います。


「高野聖」は・・・「夜叉ヶ池」の後ですので、どうしてもマダ練れていないのかな〜 っと、いう感じに見えてしまいました。
これは、ケッコウ見る人を選ぶ舞台かもしれません。
まず、玉三郎丈は 私が原作を読みましてイメージしておりました‘女‘より可愛い感じでした。
じつは、もっと冷ややかさを感じる凛とした雰囲気をイメージしておりました。
ですので 後半に寂しさを感じるのですが わりと‘普通な‘感じもするのです。
あと、舞台上でする細かいこと 段取りの様なことですが これが結構多いようで さらに、回り舞台を使用した舞台転換も多いので そういう事に追われているような感じもいたしました。
とくに、沐浴場面や夕食の場面など 思い入れするゆとりが欲しい様な気がいたします。
それと・・・面白いもので・・・見えない方が、見えないゆえにドキドキするもので それが、あからさまに見えてしまうと 別にどうという事もないのですね。(笑)
3階からですと見下ろすようになりますので 沐浴の場面の玉三郎丈がよく見えまして ‘あ〜見慣れたなで肩やね〜‘ っと、思いつつ ‘見慣れている‘事が可笑しくなってしまいました。(^^ゞ
玉三郎丈って、ドレスを着たりなさるので 肩とか背中を露出する事がケッコウ多いのですよね。(笑)
海老蔵丈は淡々とした宗朝です。
ですが 次郎が歌を唄った後の涙はジーンとくるものがございまして 特別に見せようとしているのでは無いけれどしっかりとその場その場の心情は伝わるように感じました。
どことなく世間離れした舞台の雰囲気に 世間を違和感なく持ち込んでいるのが市蔵丈・薬売で 俗っぽいところが、対比として良いと思います。
尾上右近丈の次郎は難しいお役かと思いますが 違和感なく好演なさっていると思います。
屋体の上手よりに座っているだけなのですが 存在感がありまして目を引きます。
で、サスガに唄が上手いです。(^。^)
歌六丈・親仁が舞台全体をしっかり押さえています。
幕切れ間近の長い台詞は聞き応えがございます。
これまでの経緯を語るだけで 舞台上の変化はございません。
歌六丈の台詞のみで場面を引っ張るわけで 地力がございませんとダレテしまいますので やはりスゴイと思います。
また、親仁というのは 今までの経緯を全て知っていて‘女‘の世話をしているわけで そういう不思議な感じ あるいは、大きな感触 ‘女‘に対しての暖かさのようなものを感じる事ができます。
全体には、もう少し練れてきて 見た目ではなくて心情で舞台を見る事ができるようになってくると良いような気がいたしました。


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【2008/07/13 23:57】 歌舞伎 | トラックバック(1) | コメント(4) |
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